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昴の6S【前編】ただのお掃除活動ではありません

2020/11/20

当法人では今年の年度目標のひとつに「6Sの実践」を掲げています。
6Sとは、職場環境の維持改善活動のスローガンのこと。
一般的に「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の5Sとする企業が多いようですが、
昴では「躾」の代わりに「習慣」とし、これに「作法」を加えた6Sを用いています。

<昴の6S>
作法:正しい礼儀作法を身につけ、行動として実行していくこと
整理:要るものと要らないものに区分し、要らないものを処分すること
整頓:要るものを所定の場所にきちんと片付け、いつでも使えるようにすること
清掃:身の回りや職場を掃除して、ゴミ・汚れのない状態にすること
清潔:いつ誰が見ても、誰が使っても不快感を与えぬようきれいに保つこと
習慣:以上の各項目がいつも正しく守られるよう習慣づけること

2枚の写真を見比べてみてください。
※写真は当法人のデスクではなく、あくまでもイメージ写真です(^^;

上の写真を見てどんな感じがしますか?
「散らかってるなあ」、「雪崩が起きそうだな」、「私の机もこうなっちゃう時あるなあ」
・・・いずれにしても、よい気分にはなりませんよね。

下の写真はいかがでしょう?
「すっきりしてるなあ」、「仕事しやすそうだな」・・・
中には「これ、普通だよね」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
少なくとも、悪い気分にはならないですよね。

きれいに整っている状態は良い印象を与え、整っていないと悪い印象を残します。
施設が清潔だと、ご利用者さまやご家族に気持ちよくご利用いただけますし、
そこで働く職員の気分や意欲にもプラスに働きます。

このように、見た目の印象はとても大切です。
しかし、6S活動の本質は清潔な状態を保つことではありません。
単なる整理整頓やお掃除活動と思われがちですが、そうではないのです。

それでは、6S活動とは何でしょうか・・・?

私たちの仕事の中には、多くの「ムリ」「ムラ」「ムダ」が潜んでいます。
例えば「ムラ」。
職員のAさん、Bさん、Cさんは物品を使用した後、それぞれ違うやり方で片付けます。
3人とも自分が良いと思う方法で片付けるのですが、これが「ムラ」になってしまいます。
すると、いざ急に物品が必要となったとき、自分が思っている場所に見つからず、
周りの人も巻き込んで慌てて探し物、、といったことが起こります。
これでは時間も労力も「ムダ」ですよね。

こういった状況の改善に役立つのが6Sです。
6Sに取り組むことでで業務のバラツキを減らし、仕事をやりやすくすることができます。
これが6S活動の本質なのです。

後編では、6Sの効果や意義についてもう少し詳しくご紹介します。
(後編に続く)